俺が陽菜お嬢様の執事に就いてから三ヵ月が経とうとしている。彼女の執事兼コーチとして働くことになり、所属する第二テニス部と古巣である第一テニス部との抗争などを乗り越えて、今ここに至るわけだ。だが、俺たちが引退したあとに残される後輩の珊瑚のことを考えると、いつまでも第一テニス部と対立したままではいられないだろう。そして俺たちは、珊瑚を――彼女の未来を賭けて、全国レベルの先輩率いる第一テニス部と勝負をすることになるが……!?「俺もそろそろ着替えるから、珊瑚は着替えを見守っててくれ」「はい、分かり……ませんよ! 先輩は無限に変態ですね!」テニス×執事×お嬢様な学園ラブコメ、クライマックスの第三弾!
日本有数のセレブ学校――私立悠宮学園。ここのテニス特待生だった俺こと水瀬直哉は、肘の故障のため退学することになっていた。だが退学予定の朝、俺はテニス初心者のお嬢様・神坂陽菜と、そのメイドである月城芹葉と出会う。そして俺は陽菜の依頼により、執事として彼女の家に住み込みでテニスを教えることになるが……!? 「じゃあ、とりあえず走り込みからしようか。Eカップが揺れるし」「思いっ切りやる気なくなったんだけど!」「いいから胸揺らしてこいよ」「もう走り込みですらなくなった!」新人賞〈優秀賞〉受賞作のテニス×執事×お嬢様な学園ラブコメ!
俺が陽菜お嬢様の執事になってから一ヵ月半。執事としての生活にも慣れてきた俺は、陽菜と、同じく陽菜に仕える同僚である月城と一緒に、迫る体育祭の実行委員会に参加することになった。第二テニス部のメンバーたちと一緒に、慣れない事務仕事に奮闘する俺。そして、俺は準備の一環として、月城を買い物デートに誘うが……!?「くそ……俺がもっとイケメンに生まれてさえいれば……!」「いや、水瀬君は性格のほうをなんとかした方がいいと思う」「俺がイケメンだったら、この性格でも許されたはず」「それはない」テニス×執事×お嬢様な学園ラブコメ、メイドも加わって第二弾!