-
- アサイチ/ヒルイチ
- 朝の始業時間、あるいは昼休みが終わる時間のことを指す。概ね9時と13時のことだが、人によってはアサイチは10時だったり
11時だったりするので注意が必要。打ち合わせの時間などをふんわり決めるときなどによく使われる。 - アサイン
- なにかしらのプロジェクトのメンバーに選ばれること。事後承諾の場合もあり、知らない会議をスケジュールに入れられ、間違いだと
思って確認したらいつの間にかアサインされていたということが間々ある。 - 一瞬いいですか
- 忙しいときに限って、後輩などから話しかけられる際の言葉。一瞬で終わる試しはなく、だいたい30分くらいが必要。
10秒いいですか、1分いいですか、など多数の類義語がある。 - ウィル
- 仕事を通して実現したいこと。大きな目標といった意味で使われる。「ウィル・キャン・マスト」というセットで使われることが多い。
自分がやりたいこと、できること、やれることを、「お前はなにをしたいの? どうしたいの?」と上司との面談ではよく問われる。 - NR(エヌ・アール)
- 「No Return」の略。取材などに出かけてそのままオフィスに帰らないときなどに、ホワイトボードに書き記す。
ただし、ずっとNRの人もいる。どこでなにをしているのかは謎である。
*「Nice Return」(=喜んで会社に戻ります!)の意になる場合もしばしばありますね(担当編集談)。
-
- 完徹
- 完全に徹夜した状態。業界の人間にはよくあるステータス異常のひとつ。高位のステータス異常としては二徹、三徹などがある。
忙しいアピールとしても多用されるが、本当に忙しい人はそんなことを言う余裕があれば床で寝ているものである。 - 今日中
- 原稿の締め切り時間の一種。大体においてはその日の23時59分までと解釈されるため、自動的に翌日の朝になる。
ちなみに金曜日の今日中は、月曜日のアサイチとなる。類義語として今日一杯などがある。 - 激詰め
- 上司や先輩からものすごく怒られること。だいたいは個室に呼び出される。
単に謝罪すると、「過ぎたことはもういい。それでお前はこれからどうする? どうしたい?」を果てしなく問われ続ける。
-
- ざっくり
- ものごとを大きなくくりでまとめた単位。「今回の予算ですが、ざっくりこれくらいです」といったかたちで使われる。
なにか言っているようで、なにも言っていない便利な言葉。 - 斬新なもの
- クライアントや営業から打ち合わせの際に求められるクリエイティブの方向性。
この場合、鵜呑みにして本当に斬新なものを持っていくとほぼ100%難色を示される。 - シズル感
- sizzleの本来の意味はステーキが焼かれるジュージューした様子を表した擬音語。転じて広告を作るときなど、今にも食べたくなるような美味しさを演出したいときなどに使われる。さらに転じて食べ物に関係なく生っぽい雰囲気を伝えたいときにも使われ、さらに転じてなにかそれらしいことをディレクションしたいときにも使われデザイナーを困らせる。
- 社長を出しましょう
- 打ち合わせなどでよく出される提案。誰もが知っている大企業ならともかく、誰も知らない中小企業の場合は、広告を見る側からする
と社長はなんの興味もない単なるおっさんなので注意が必要である。 - 死んだ魚の目
- 死んだ魚のような目をして仕事をしている状態。クリエイティブも、効果も、なにも考えずにただ納品することだけをゴールにしている。
先輩や後輩がこの状態になったときは色々な事情があるので、察しろ。 - スケブロ
- 「スケジュールブロック」の略。空いている時間を仮で押さえておくこと。スケジュールを公開していると、会議や打ち合わせを
無断で入れられ、なぜかどんどんとスケブロされていくという現象が起きるので注意が必要である。 - ZD(ゼット・ディー)
- 「全然ダメ」の略。特に求人広告において効果を表す言葉。応募者が0人だったときに使われる。
- 先テル
- 先方からかかってくる電話(TEL)のこと。大体は広告の掲載を依頼する電話なので、営業活動せずに受注できる。
そのため情報がないことも多く、制作マンが苦労する場合もある。 - 全変
- 「全部変更」の略。一度クライアントに提案した制作物を、様々な理由によってゼロベースで作り直すこと。誰も幸せにならない地獄。
-
- タイト
- 納期までの時間があまりないこと。だいたい予想しているよりも、さらに短いことが多い。「スケジュールがちょっとタイトなんですよー。明日取材にいきまして、明後日中には先方にUPですね」のように割と気楽に使われる。
- 担当者レベルではOK
- 単なる気休め。クリエイティブを確認する現場の担当者はいいと思っていても、上司、同僚、謎のコンサルといった面々が登場して
「全然、OKでもなんでもない」状態になることがある。 - デフォ
- 「デフォルト」の略。標準、いつも通り、といったような意味。「あの人は午前中こないのはデフォだから」といった使い方をされる。
- テレアポ
- 「テレフォンアポイント」の略。電話での営業。
昔は左手と受話器をガムテープでぐるぐる巻きにされて、電話帳のあ行から順番に電話をかけていくこともあったとかなかったとか。
-
- なる早
- 「なるべく早く」の略。上司や先輩から突然に振られる仕事の大半に使われる言葉。
「なるべく早く、というか、これを最優先でやって」が本来の意味なので、最優先事項として処理することが求められる。
ただし、これで自分の仕事が遅れても怒られる。 - なるほどですね
- 相槌の一種。人が言ったことに対して共感していようがいまいが、関係なく使える便利な言葉。
「なるほどですね。それでですね」といったかたちで話を打ち切るときにも使われる。 - 握る
- なにかの決めごとをお互いが確認した状態。
「先方と予算は握ってるんで大丈夫です」といったかたちで使われるが、「いやー、握ったつもりだったんですけどねー」といった
握りが甘いことが多々ある。
-
- ファクト
- 事実。予想などではなく、きっちりとした根拠のある情報。
これがない企画の提案などは突っ込みどころ満載で、自分のことを棚に上げて先輩からお叱りを受ける。 - プレ
- 「プレゼンテーション」の略。クライアントへの提案。場合によっては10人前後の大人たちによって行われ、企画書やクリエイティブの案を提示する。提案時のクリエイティブの予算が小学生のお年玉くらいのときがあり、そのときは受注してもしなくても地獄を見る。
- ブレスト
- 「ブレインストリーミング」の略。関係者が集まって「なんか良さげなアイデア出しますか」といったときに使われる。だいたいの場合、「じゃあまあそんな感じで」という曖昧な終わり方をする。
- ペンディング
- 予定していた物事が進まない場合に、いったん止めて態勢が整うのをまつこと。
「ちょっとこの案件は進まないので、今回はペンディングしますか」といったかたちで使われる。再開されることはあまりない。
-
- マター
- 誰が担当する仕事なのかを表す際に、氏名や部署のあとにつけて使用する。問い合わせをした際に「それはAさんマターだから」、「営業部マターの仕事でしょう」といったかたちで使われるが、たらい回しにされることもしばしばである。
-
- リスケ
- 「Re:スケジュール」の略。当初予定したスケジュールを再度組み直す際に使われる。
スケジュールが後ろ倒しになる場合に使われることが多い。
-
2016.02.24
-
2016.02.24
-
2016.02.17
-
2016.02.08
キャラクター紹介&第1巻書籍情報更新!
-
2016.02.04
「異世界で学ぶ人材業界(リクルート)」公式サイト オープン !!