倉敷誠二(くらしきせいじ)
高校生。
突然、十歳の姿で現れたみのりと、同居生活を送ることになる。
高校生・御槌錬は、何度も夢に現れる朱い眼の少女が数人の少年に襲われている場面に出会い、関わる事で暴行されてしまう。
ゲーム開発者の幸司郎と、彼の協力者の現役の傭兵美女・エイプリルは、偶然その現場を目撃して事件に巻き込まれる。
そして、エイプリルは錬の異常な戦闘能力を目撃する。それは錬をめぐる巨大なミステリーの始まりだった。
事件の翌日に転校してきた超絶イケメンの藍堂宗司と、あの朱い眼の少女・加具羅衣乃里、二人は異様な親しさで錬と妹の楓に接近する。彼等の思惑は?
その背後に見え隠れる宗教組織〈四賢会〉の目的は?錬と楓は、否応なく陰謀に巻き込まれ、次々と大事なものを失っていき、と同時に、錬の戦闘能力はますます強力になっていく!
「わたしはせいじのおよめさん!」
僕こと倉敷誠二が終業式を終えて家に帰ると、家の前で待っていた十歳ぐらいの見ず知らずの少女に、いきなりそう言われてしまった。
およめさん宣言のもと、一緒に新婚生活を送ろうとしてくる少女。けれどもちろん、僕は十歳の少女と結婚することにした憶えはない。
このままでは事案コース……そう思いながら少女に話を聞くと、どうやら彼女はクラスメイトの御殿山みのりで、昨日突然その姿になってしまったらしい。
僕は幼女化したクラスメイトと新婚生活を送りながら、彼女が失った時間を取り戻すために奔走するが……!?
これは、僕の人生を変えた、ある夏の新婚生活の思い出の物語――。
戦争末期の壮大な魔術実験の結果、世界でもっとも魔術師たちが跳梁跋扈する楽園――マギウス・ヘイヴンとなった東京。
その治安を守るために作られた、特別高等魔術警察の警察官――すなわち特高魔術師たちは、魔術師が起こす事件や犯罪に日々立ち向かっている。
特高魔術師のひとり・綾瀬覚馬は、まだ高校生でありながら、〈人斬り覚馬〉の異名をもつ凄腕の魔術師として活動していた。
そんな中、北米系の魔術師ギルドから、アッシュという少女が人材交流としてやってくる。
覚馬やその同僚の少女・穂積たちと、なごやかな日常生活を送るアッシュ。だが、おりしも街に連続魔術師殺し事件が起きる。そして、その犯人の姿は、アッシュに酷似していて……!?
立川誠は、かつて孤独の淵で、悪魔的な魅力を持つ少女に救われ、遊び飽きたおもちゃのように捨てられたことがある――彼女の名は遠越有栖。
有栖を必ず見返すと心に誓い奮闘していた誠の前に再び現れた有栖は、吸血鬼のような、淫魔とも言える蠱惑的な笑みを浮かべ囁いた――『また昔みたいに遊びましょうよ』――
そんな折、誠は気まぐれで一人の少女、葛城りるを助けた。
天使のように純真で奔放なりるは、有栖がもたらした極限の快楽に侵され常軌を逸した行動を始める誠に、自らの愛とからだを擲って救いを与えようとするのだが……
最凶なまでに美しい悪魔と純潔だが汚れを恐れない天使の、美しく哀れな子羊を巡る興奮と欲望のダークネスサーガここに開幕!
『アプリ研究会』の一員である見廻景吾に、見知らぬ美少女が大胆に迫ってきた!
研究会の会長である蒼鳥唯が作った「めんたるあぷりけ〜しょん」の被験者になった中星奏は、メンタルをコントロールされて景吾ラブ♥になってしまっていた。
そんな状態の奏を一人にしておくと、景吾のため犯罪をも犯しかねないため、唯は二人に同居を強制する。
そもそもこのアプリを開発したのは、研究会の存続のために実績作りが必要だったと唯はいうのだが……。
新聞部のエースである神村杏がジャーナリスト魂を燃やし、謎多き『アプリ研究会』を調べていく。
何故、奏が被験者となったのか、隠された秘密が次々と明らかになっていく。変化球だらけのラブコメディ!
見廻景吾(みまわりけいご)
教室の隅でアプリゲームをプレイする日々で、友人はほぼゼロ。
当然女子生徒とは滅多に話す事はないが、アプリ研究会の先輩である唯には割と心を開いている。
赤星奏(あかぼしかなで)
唯が開発した「めんたるあぷりけ?しょん」の被験者で、ゲームのせいで景吾に強い恋心を抱いてしまう。なぜ彼女が対象者になったのか……。
蒼鳥唯(あおどりゆい)
「アプリ研究会」会長。
学校理事長の娘という立場を利用して、授業に出ていないのに部室に住みついている変わり者。ゲーム開発の腕は高い。
神村杏(かみむらあん)
景吾のクラスメイトで新聞部のエース。
クラスではみ出している景吾を気遣う世話焼きな部分もあるが、実は別の目的が……!?
異世界の巫女から救世主として召喚された俺は、歓喜の声を上げた。
というのも、告白されて付き合うことになったクラスメイトの美少女・敷島冴子が、病的なまでに俺のことを愛する、いわゆる“ヤンデレ”で、彼女の重すぎる愛ゆえに、俺は常軌を逸した束縛の日々を送っていたためだ。
そんな冴子から解放される!ビバ異世界転生!
――と思ったのもつかの間、次元の壁をバリバリと越え、冴子も俺を追って異世界にやってくる。
驚愕する俺。名乗ることも許されず怯える巫女。さらには、幼馴染みヤンデレや、姉系ヤンデレといった、第二、第三のヤンデレも現れ、異世界はたいへんなことに……!?
ヤンデレだらけのハイテンション・ファンタジー開幕!
敷島冴子(しきしまさえこ)
蒼司のクラスメイトであり、彼女でもあるミステリアスな美少女。
異世界召喚されてしまった蒼司を追って異世界にやってきた。
束縛系ヤンデレ。
「――もう、勝手にいなくなっちゃダメでしょう?」
三葉愛海(みつはまなみ)
蒼司の幼馴染みで、子どもながらに結婚の約束までしていた間柄。
冴子同様、やはり蒼司を追って異世界にやってくる。
依存型ヤンデレ。
「――ああ、やっと見つけた……。私の、私だけの蒼ちゃん……」
巫女(みこ)
蒼司を召喚した巫女の美少女だが、冴子に名前を覚えることを許可されておらず、〝巫女〟のまま通されている。
唯一に近い常識人であるものの、蒼司たちと関わると危なそうなので、喚んでおきながら距離をとろうとしている。
「――は、離してください~!?」
不破朱音(ふわあかね)
蒼司の義理の姉で、母性溢れる美少女。
本当の姉弟のように育ってきたが、いつの頃からか、蒼司のことを異性として愛するようになっていた。
なんでもしてあげる系ヤンデレ。
「――うふふ、今日は一緒に寝ましょうね、蒼くん♪」