ソウタ・カシワギ
帝国軍の元エースガンナーだったが、ある事情で除隊し、ドラゴンスレイヤーの一団に加わることに。
「ソウタ。私と竜に乗ってほしい」
長く続く戦争の中、帝国空軍のエースガンナーとして連邦空軍の敵を撃墜してきたソウタ・カシワギは、ある戦闘で敵――竜騎兵の少年を撃つことができず、戦争が終わったこともあり、除隊処分となってしまう。
自らの行くべき方向に迷うソウタの前に現れたのは、<ドラゴンスレイヤー>――人に害為す<黒の竜>を狩る一団の船長と、竜騎兵の少女・シノだった。急かされるようにシノの操る竜に乗せられるソウタだが、目標を捉えたとき引き金を引くことを躊躇してしまうのだが――。
第5回講談社ラノベ文庫新人賞<大賞>受賞、少年と少女が竜と人とを結びつけながら、空を翔ける物語。
エルベリスの若き騎士、ジーク・クライバーは夢想していた。王太子レオンハルト・エルベリスを支え、エルベリスの腐敗を一掃し発展させていく未来を。しかしその夢は、隣国ゼドニアの侵攻、そしてゼドニア軍を率いる勇者王ベルトランの手により断たれてしまった。ジークは誓う。無敵の力を誇る勇者王ベルトランを倒し、エルベリスを護る、と――! どちらがレオンの右腕かを競い反目し合っていたレオンの妹姫・リーゼロッテとも手を取り、エルベリスを
救うための姫騎士の高潔と戦略家の知謀が光る!
第5回講談社ラノベチャレンジカップ<佳作>受賞の戦記ファンタジー、開幕!
俺――新藤大輔は、中学生の時に友達の定義について考えてみた。
俺にとっての友達とは何か? するとすぐに答えは出た。こいつになら、まあ、殺されても仕方ない。そう思える相手。俺にとっての友達の基準はそうなり――結果高校のクラスで友達を作ることはできず、中学からの友達が別のクラスに一人だけ。そんな俺に、クラスメイトの少女・澄田が声をかけてきた。「新藤君、わたしと――同盟を組んで下さい」同盟とはいったい何をするのかと思いきや、ノートを貸し借りしたり困ったときに助け合ったりするらしい。
澄田は友達がほしくないので、孤立している俺に声をかけたらしいのだが――?
第5回講談社ラノベチャレンジカップ受賞作が登場!
約二百年前。星喰いと呼ばれる化物によって、人類は絶滅の危機に追い込まれた。
そして星喰いと戦うため、人類が生み出したのが錬金術である。
かつて世界に七人しかいない達人の一人――最高の錬金術師だった少年・三森慧は、現在は全ての名誉を失った最低の錬金術師として、学校の教師をしていた。
そんな彼のもとに、エリート錬金術師の少女・久住悠里が入学してくる。
慧は彼女とともに、最近頻発する星喰い異常発生事件の調査にあたることになるが……。
「生徒に尊敬されるのは、教師が最初にしなきゃいけない仕事だ」
在りし日に人類最強の立場を裏切った少年は、いま孤高の天才少女をどう導くのか――!?
凸凹師弟が綴る学園異能バトルアクション!