婚約者に忘れられた私、隣国の皇太子殿下と偽装婚約することになりました上
(※ただし、殿下の本命は私みたいです!?)

著:一分咲
イラスト:まち

これは、前世でぼっちだった不器用なヒロインが、今世では(なぜか)溺愛されて戸惑いながらも幸せになる、時も禁呪も超えた、運命のふたりの物語。

「君が私を思い出せなくてもいい。ただそばにいてくれれば」
「!?(待って、確かに今世こそは恋人がほしいって言ったけど……)」

公爵令嬢のリーフェは、前世では「稀代の悪女」と恐れられ、生涯孤独だった記憶を持っている。
今世こそは幸せになりたいと願い、これまで力を封印して穏やかに暮らしてきたのに……記憶喪失になった婚約者を妹のアリアに奪われ、実家からも追い出されることに!?
そこに現れたのは、隣国の皇太子・オリヴェル。
お互いの利害が一致し、地位も容姿も、すべてにおいてハイスペックな彼と偽装婚約をすることになったけれど、オリヴェルはまるでリーフェをずっと昔から知っているみたいに甘やかしてきて――?