真の聖女である私は追放されました。だからこの国はもう終わりです6

著:鬱沢色素
イラスト:ぷきゅのすけ

「あなたを信じていいと、私が信じた。そして、私はあなたを信じたい――」

かつての仇敵である偽の聖女レティシアと、その恋人クロードの結婚式。
その裏に潜む陰謀を、エリアーヌたちは謎の男ファーヴの力もあって解決した。
だが、ドグラスによれば、ファーヴはかつて彼の親友であったが、その後ドグラスを――そして仲間のドラゴンたちを裏切り、竜島のすべてを黄金に変えてしまった存在らしい。
そんなファーヴが、エリアーヌを連れ去ろうとする。
ファーヴによれば、いまだ黄金と化したままの、聖女シルヴィ――ファーヴの大切な恋人――を救うため、エリアーヌの力を借りたいとのこと。
ファーヴのことを信じると決めたエリアーヌは、ドグラスやナイジェルとともに、竜島へと向かうが……!?