“ただのメイド”が、
人喰い魔王の花嫁にーー!?
魔王──それはたった一人で国を滅ぼす人類の仇敵。
人魔戦争から100年後、ローランド王国は魔王と停戦条約を結ぶ。
その代償は、魔王の生贄に王女を捧げることだった。
「エリィ。私の身代わりになりなさい」
しかし王女は婚姻を拒み、エリィは偽物の王女を演じることに。
実はただのメイドだとバレたら魔王に殺される――
エリィは"悪女"として振る舞うことで魔王に嫌われ、本物の王女と約束した“3ヶ月"を乗り越えようとするが……
「其方、面白いな」
悪女を演じれば演じるほどに魔王はなぜかエリィを溺愛し始める。
さらに、エリィは魔族全体からも慕われ始めて……。
身代わりから始まる恋は本物か、偽物か──?