けいたん。~ライトノベルは素敵なお仕事。多分?~

著:榊一郎   イラスト:潮一葉

業界と書いて、イセカイと読め!

ライトノベルの裏表を知り尽くす著者が敢えて身の安全を擲って描き出す、
愛と欲と希望とフェチと変人だらけのラノベ業界神話登場!!

久能拓哉は、あるライトノベルの新人賞を受賞したのだが、どうやら担当者が失踪したらしい。自著出版の直談判に訪れた東京・音羽の講談社という出版社で、駅を降りただけなのにいきなり《地下迷宮》に迷い込んでしまう拓哉! 次々と現れる、ドラゴン、黒パンゴスロリ美少女、ゴーレム……作家人生始まる前に強制終了しかねないピンチに、拓哉がとった行動が、彼を想像の斜め上の事態に巻き込んでしまって……《軽小説屋》歴20数年、ラノベ世界の重鎮が敢えて描き出す、ライトノベルの夢と希望と真実と珠玉の創作論を交えた著者初の「お仕事小説」登場!!