第7回講談社ラノベ文庫新人賞≪優秀賞≫受賞作品
おいなりさんは恋をする。
呪いを解く鍵は、
七人の女性に“おいなりさん”を握ってもらうこと――!?
普通の高校生である神上愛のもとに突然現れた、黄金色の髪の少女。なんと、彼女は愛が幼い頃に助けた子狐が、人間の姿をとったものらしい! いなりと名乗った彼女は、どうやら、愛のことを溺愛する彼の姉・立のはからいで、愛がほかの女性とくっつかないようにするためにやってきた模様。そして愛は、いなりや立以外の女性と話すと、“おいなりさん”に激痛が走る呪いをかけられてしまう。それを解くには、あと七人の女性たちに“おいなりさん”を握ってもらう必要があるとのこと。もしそれができないと、愛は女性と会話ができないまま、姉のものになってしまわざるを得ないが……!? 講談社ラノベ文庫新人賞《優秀賞》受賞のけもみみ学園ラブコメ!